AIJ投資顧問の問題について

AIJ投資顧問は、かつてニュースになったことで有名になりました。問題は、損失が発生しているにもかかわらず、それを隠してお金があるように見せかけていたことです。確かに詐欺なのですが、このような商品に多くの年金が投資をしていたと言うことが問題を拡大させた原因となっています。

なぜ年金がAIJ投資顧問に運用を委託したのでしょうか。これは、実は運用益を出しにくい状態であったからなのです。当時は日本の企業は業績が低迷していましたし、海外でも大きな成長は見込めない状態でした。そのため、どこのファンドも高い利回りを実現することは難しかったのです。そんな中で高い利回りを得られるAIJ投資顧問は非常に魅力的だったと言えるでしょう。年金としてもある一定の利回り以上で運用をしなければなりませんから、利回りの高いファンドに飛びついたというのも、理解できないことではありません。これが問題を拡大させた背景の一つだと考えられます。

では、なぜAIJ投資顧問は高い利回りを実現できたのでしょうか。これは言うまでもないことで、高いリスクを負っていたからです。ハイリスクハイリターンの投資を行っていたために、一時的には高い利回りを得ることはできたのですが、リスクが顕在化したことによって損失を発生させてしまったと考えられます。

問題の根幹部分はコンプライアンスですが、原因はというと様々なものが複雑に絡み合っていると考えるべきでしょう。個人投資家もこのようなことにならないように注意する必要があり、高いリスクを取り過ぎないように心がけるべきでしょう。また、ファンドにお金を預けるときには、そのファンドがきちんとしたファンドなのかどうかを確かめることは必要です。

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